Piezo Sonic 超音波モータ

ピエゾソニック モータ（ 高トルク型 超音波モータ）は磁石やコイルを利用せず、
圧電セラミックを振動させ、そのエネルギーを駆動力としています。
摩擦を利用して回転するため、小型 ・軽量でありながら同サイズの DCモータと比べ
約5倍～10倍の高トルクを発揮するモータです。

      

超音波モータの概要

圧電セラミックを振動させ、そのエネルギーを駆動力としています。駆動源にコイルや磁石を利用しないため、非磁性モータを構築することができ、
MRI内などの高磁場環 境や磁場の影響をきらう半導体製造装置内 などで安心してご利用いただけます。
また、接続部には高い圧力がかかっており、この摩擦を利用することで電力ゼロでもモータシャフトが回転せず、非通電、非制御で姿勢・状態を保持することができます。
バックラッシュがないために装置のダイレクトドライ ブによる高精度な位置制御が可能です。
起動、静止の応答性も高く、ステージなどの搬送装置や カメラの雲台、ジンバル、割り出し装置、多関節ロボットの関節用のモータとして最適です。
小型・静音でありながら、薄型で高トルク、高保持力を持ちながら精密な位置決めが可能なモータです。
 

モーター仕様

【WEBショップお取り扱い商品】

一般環境用モータ	磁場環境用モータ	共通仕様
PSM60S-A	PSM60N-A	片軸
PSM60S-B	PSM60N-B	両軸
PSM60S-E	PSM60N-E	片軸 500パルスエンコーダ付き
PSM60S-ET	PSM60N-ET	片軸 1000パルスエンコーダ付き
PSM60S-E2T	PSM60N-E2T	片軸 2000パルスエンコーダ付き

※磁場環境用モータはすべて非磁性部品を使用しています。

ドライバ

2タイプのドライバをご用意しています。
　

   PSMD-SPC：2本のポート信号（Active Low）とDC0～3.2[V]でモータを制御し、エンコーダ信号による速度制御も可能です。

　

   PSMD-PCC：PSMD-SPCの機能に加え、USBで接続したPCから モータの回転方向、速度を直接操作する デジタルコントロールが可能なモデルです。
　　　　　　         回転方向制御用TTL信号や速度制御用アナログ電圧を入力することなしに、デジタル信号でモータの制御が可能。
　　　　　        　 超音波モータを精密にコントロールする用途に最適です。

小型・静音でありながら、薄型で高トルク、高保持力を持ちながら精密な位置決めが可能なモータです。オフィス等で利用可能な小型の搬送装置、
小型の仕分け・分配装置、監視、記録カメラのための静音移動装置、姿勢制御のためのジンバル装置、MRI内などの高磁場環 境や磁場の影響をきらう
半導体製造装置内、医療機器 MRI 内での搬送用・駆動用モータ、微細制御が可能なロボットアーム、強放射線環境での駆動用モータなど、
回転・静止を繰り返す動作に最適です。