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No.7 結露・湿度から守る!ヒーターの活用法

ヒーターは温度や湿度が引き起こす、機器・装置のトラブル対策として効果的です

こんな環境下でお困りではないでしょうか?

・屋外設置
・寒暖差が生じる場所
(朝晩と日中の寒暖差がある地域)

・湿度が高い場所

低温で高湿度な環境においては、昼夜の温度差により結露が生じる可能性があります。
結露や湿気によって金属が腐食し、回路の漏電などトラブルの原因になるケースがみられます。
こうした場合、結露・高湿度・低温の防止対策が必要になります。

   

湿度と腐食速度の関係/温度と湿度の関係について»



 

ヒーターでキャビネット内を設定温度に維持し、
温度変動による結露の発生を防ぎます。

左図設置例はヒーターと、温度スイッチ、湿度スイッチを併用した場合です。
温度スイッチを使用した場合、キャビネット内の温度が設定温度以下になるとヒーターが動作します。また、湿度スイッチを使用した場合、キャビネット内の湿度そのものを検出し、設定湿度以上になるとヒーターを動作させます。


各スイッチを併用することで、低温時、高湿度時のいずれにおいてもヒーターを動作させることができます。 

ヒーターの用途例

用途例 目的
監視カメラ 低温対策、ガラス曇り止め
券売機、自動改札機など 制御機器の結露凍結防止
ETC、コインパーキング精算機など 結露・低温対策
発電所、キュービクル式高圧受電設備 結露・低温対策

ヒーターの選定計算

まず、装置内部を快適な温度に保つための、最適な発熱量を確認する必要があります。
発熱量は、キャビネットの寸法、材質またはキャビネット内部/外部の温度から、算出することができます。

選定例

寒冷地域の工場にある制御盤キャビネットと想定します。
冬季は最低気温がマイナス20℃にまで達しますが、キャビネットに収納している機器の使用周囲温度は0~50℃であるため、キャビネット内部温度は0℃以上に維持する必要があります。
このような場合、ヒーター選定計算は以下のようになります。



発熱量の計算はこちらから(オリエンタルモーターのページへ移動します)»

ラインアップ

オリムベクスタでは、STEGO Elektrotechnik GmbH(ドイツの熱対策機器メーカー)製造のヒーターを取り扱っております。ご用途や発熱量に合わせて、最適なヒーターをお選びいただけます。

  • 熱源と一体化された放熱板が盤内の空気を直接暖めます(スポットヒーター除く)
  • コンパクト
  • ワイドレンジ電源仕様(ファンなしのヒーターのみ)
  • DINレール取付対応

ヒーター(ファンなし)

ダミーイメージ


8W/10W/13W
仕様・外形はこちら»



10W/30W
仕様・外形はこちら»



10W ~ 150W

仕様・外形はこちら»

ファン付きヒーター

ダミーイメージ


100W~400W

仕様・外形はこちら»

ヒーター用 温度スイッチ/湿度スイッチ

仕様・外形はこちら»

ヒーター用温度スイッチ
AM2-XB1

ヒータ用サーモスタット
KTO 111シリーズ

固定温度スイッチ
FTO 011シリーズ

湿度スイッチ
MFR 012シリーズ 
01220.0-00



お客様の使い方に合わせて各シリーズをご紹介いたします。
ご不明な点、ご質問はオリムベクスタへお問い合わせください。

 

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